国際結婚の手続きとしては、日本国内の手続きから始める場合と相手国内の手続きから始める場合があります。日本人とモルドバ人の方の結婚の場合は、日本国内で結婚手続きを完結でき、それほど難しくありませんので、日本で結婚手続きをされることをお勧めします。
※必要書類は役所等によって異なりますので、必ず事前に役所へご確認ください!
まずは、日本側から結婚手続きを行う場合の流れをご案内いたします。
◆日本側から結婚手続きをされる場合

在日モルドバ大使館(東京)へ、自ら出向いて取得します。
なお、婚姻要件具備証明書は申請して1週間程度で発行され、発行から6ヵ月間有効です。
【必要な書類】
・申請書
・モルドバ人の方のパスポート
2.日本の市区町村役場に婚姻届を提出する
【必要な書類】
・婚姻届
・日本人の方の戸籍謄本(本籍地の役所に届け出る場合は不要)
※発行から3ヶ月以内のものが必要です。
・モルドバ人の方の婚姻要件具備証明書(日本語訳付き)
・モルドバ人の方のパスポート
・モルドバ人の方の出生証明書又は身分証明書(日本語訳付き)
※上記は一般的な必要書類です。提出する市区町村役場により必要書類が異なる可能性があるため、事前にご確認ください。
3.在日モルドバ大使館へ結婚の報告的届出をする
配偶者資格のビザを取得したい場合や、モルドバ人の方が日本人の配偶者の姓に改名したい場合は、在日モルドバ大使館への報告的届出が必要です。
【必要な書類】
・婚姻届後の戸籍謄本又は婚姻届受理証明書
※発行から3ヶ月以内のものが必要です。
・市区町村役場に婚姻届出をした際の添付書類の写し
・二人の身分証明書(パスポートや運転免許証など)
※日本語で書かれた書類はルーマニア語またはロシア語へ翻訳し、モルドバの法務局から公証を受ける必要があります。
次にモルドバ側から結婚手続きを行う場合の流れをご案内いたします。
◆モルドバ側から結婚手続きをされる場合
日本の法務局や地方法務局でも取得が可能ですが、
外務省からアポスティーユ(公印確認)を受ける必要があります。
在モルドバ日本大使館で入手すれば、モルドバの母国語表記となっていて翻訳が不要なため、そのまま提出が可能です。
※翻訳が必要な場合はルーマニア語、又はロシア語へ翻訳し、モルドバの法務局から公証を受ける必要があります。
【必要な書類】
・日本人の方の身分証明書(パスポートや運転免許証)
・日本人の方の戸籍謄本(外務省の認証及び翻訳付き)
※発行から3ヶ月以内のものである必要があります。
2.モルドバ人の方の居住地を管轄する役所で、結婚の登録を行う
【必要な書類】
・結婚する当事者二人の身分証明書(パスポートや運転免許証)
・当事者二人の婚姻要件具備証明書
(日本人の方はアポスティーユ及び翻訳付きの証明書が必要)
・日本人の方の戸籍謄本(アポスティーユ及び翻訳付き)
・モルドバ人の方の婚前医療証明書
・モルドバ人の方の出生・身分証明書
また、過去に婚姻歴がある場合は過去の婚姻を確認できる書類
(離婚調停の証明書など)を用意する必要があります。
3.在モルドバ日本国大使館、又は日本の市区町村役場で「婚姻届」を提出する
モルドバ人の身分証明書と婚姻証明書の各2部を日本語翻訳し、3ヶ月以内に日本大使館又は日本の市区町村役場へ届出します。
【必要な書類】
・婚姻届
・婚姻届後の戸籍謄本(発行から3ヶ月以内のもの)
・モルドバ人の方の出生証明書又は身分証明書(日本語訳付き)
・届出人の住所証明(住民票など)
・届出人の身分証明書(パスポートや運転免許証)
結婚手続き完了後、入国管理局への配偶者ビザ申請のお手続きが可能となります。
国際結婚による配偶者ビザの申請については当事務所でサポートできます。
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